ニュースなどでも頻繁に取り上げられて
日本でも本格的に定着してきましたね。
ワタシが「ハロウィン」と言って思いだすことは
小学生時代に住んでいた函館で行なわれる
7月7日の七夕に行なわれる「ローソクもらい」というイベント。
薄暗くなった夕方から夜にかけて
小学生が適度に集って
近所の家々をまわって歌を歌いながら
ローソクをもらっていくという風習です。
いつしか、もらえるものがローソク→お金、お菓子に変わっていったようですが。
「たけ(竹)~に たんざく たなばたまつり
おおいに いわおう(祝おう)
ローソク いっぽん ちょうだいな〜♪」
と玄関先で歌うと
家の中にいる人が玄関先に出て来てくれて
持って来た袋にローソクとかおやつとか
時にはお金を入れてくれました。(多分今はお金は禁止になっていると思いますが)
子ども達は浴衣を着て、本物のロウソクを提灯にともし
薄暗くなった時間帯から9時くらいまで
近所の家々を巡ってはお菓子をもらっていきます。
地域によっては歌が少し変わるようで
「ローソク 出ーせー 出せよー
出さないと かっちゃくぞー(ひっかくぞー)♪」
というところもあるようです。(ワタシはこの歌は札幌で知りました)
ハロウィンというイベントを知った時に
”trick or treat”(お菓子をくれないといたずらするぞ)
と家々をまわるハロウィンが
この「ローソクもらい」にすごく似ているなぁと思ったものです。
なのでハロウィンのニュースを見るたびに函館を思い出します。
日本のこういうステキな風習も
消えずにずっと残って欲しいと思う今日この頃です。
(写真は我が家のキキさん)