ニューボーンフォト 写す?写さない?

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日本でプロが撮影する記念撮影の種類に

「ニューボーンフォト」(新生児期の撮影)というジャンルが加わって

どのくらいの月日が経ったでしょうかね。

約10年くらい前から海外で技術を得てきたフォトグラファーさんたちが

活動を徐々に始め、少しづつ

一般の方々にその名が知られるようになっていったのかなと思います。

我が家の娘を出産した15年前には全く聞いたことのないジャンルでしたので

(娘を出産する前からカメラマンをしておりました)

おおよそそんな感じかと記憶をしております。

そしてその後はInstagramの普及により一気に広まっていった感がありますので

大きく知られるところになってきたのはここ数年のことでしょうか。

 

 

ニューボーンフォトの撮影そのものには

賛否の声ががあるところなのでしょう。

 

どちらの意見もそれで良いのでは…と思っております。

 

結局のところは

賛否というより自分(依頼者)にとって

メリットデメリットとして考えると

自ずと「どうしたいのか」という

大切な部分が見えてくるのかなと思っています。

 

私が個人的に考えるニューボーンフォトを撮影する

メリットとデメリットです

 

【メリット】

・新生児期の貴重な姿を一生の宝物として残すことができる

・妊娠、出産という体調の変化に耐えながら

乗り越えてきた出産の自身へのお祝いとして価値がある

・産後の慌ただしさの中で産まれたての今を残すことへの価値

・お腹の中にいた時の体勢を残すことへの価値

【デメリット】

・産後の疲労感の中で撮影できるかどうかの不安

・ホルモンのバランスの崩れによる体調変化

・産後赤ちゃんのお世話で手一杯

・とにかく余裕がない

 

 

ざっくりまとめると

メリットとしては

生まれたての貴重な姿を時が経つほどに価値を増す写真に残す

デメリットとしては

産後のママの体調面の不安

写真どころではない

 

というところでしょうか。

 

あと よく耳にするのは

「ぐるぐる巻きにして大丈夫?」というものですね。

こちらに関して言えば

生まれたばかりの赤ちゃんはこの巻き方をしている方が

落ち着いてぐっすり眠ることができます。

なぜなら

お腹の中にいた時と同じような環境になるからです。

 

実際に撮影前は大丈夫?と感じていらしゃったパパやママも

実際に赤ちゃんが眠りにつく過程を見ていただくと

「本当に気持ちよさそうに眠っているね」

「いつもよりずっと深く眠っているね」

とご夫婦で会話されているのをよく耳にします。

 

ニューボーンフォトに限ったことではないのですが

「知らない」ということが誤解を生むでしょうし

コミュニケーションの不足もそうでしょう。

 

ネット上には正しい正しくないに関わらず

さまざまな情報が溢れています。

 

皆様にとって良い選択ができますようにと願って

これからも発信していけたらと思っています。

 

そして

これも何事にも言えるのですが

良い側面だけしか持たないものは存在しないでしょうから

メリット デメリット そのどちらもよくご検討されて

自身にとって納得いく形で決めていかれると良いのかなと思います。

依頼する際には信頼できるフォトグラファーを

ぜひ探されてみてくださいね。

 

 

ちなみに

私個人的な話しとしては

娘のニューボーンフォトを残したかったなぁという気持ちは

ずーっと変わらず今に至っており

その気持ちがあるので

今こうして皆さまの大切な赤ちゃんを撮影させていただいている

という経緯になります。

 

 

みなさまにとって写真が

子育ての、日々の生活のチカラになりますように