朝の5:00。
トイレに行きたくて目が覚めました。
トイレへ向かうと…
ピッタリ閉まったトイレの扉の…取っ手が…
ない!!
当たり前にそこにあるはずの取っ手が…
やっぱり…ない!
そして…足下にゴロンと横たわる取っ手を暗闇に発見…。
ワタシのボーッとした頭がぐるぐると回転し始めました。
「え?これって開かないってことかな?」誰かがそこにいたら聞いていたと思う。
そう言えば、昨日ムスメが「ママー!トイレのトビラが取れちゃった!」って
寝る前に言ってたけど、トビラが取れるわけないでしょと思っていたので
その話しを完全スルーしちゃったなぁ。
そっか、ムスメなりにイチ大事だと思ったからちゃんと報告してくれてたんだー。
それにしても、いつもムスメがトイレ使った後は
扉なんかきっちり閉めてくれたことなかったんだけどなー。
いつも「開けたらきちんと閉める!!」って毎回怒られてたよなー。
昨日に限ってきちんと閉めてくれたんだなぁー。
偉いねー出来たんだねー。
でも、こんな時は開けててくれた方が助かったよなぁー。
良かれと思ってやったことが裏目にでることもあるよねー。
それにしてもどうして取れたんだろうなー。
取っ手のとれてるピッタリしまったトイレの扉の前で、そんなことを考えていた。
「はっ!!」こんなこと考えてる場合じゃない。
イチ大事なのだ。
DIYなんかやらないからよく分かんないけど、家中の工具をかき集め
「泥棒になったつもりでこの扉を絶対こじ開けねば!!」
そんな意気込みと気迫のみで ガチャガチャ….ガチャガチャ….
そうこうしているうち、ついに扉の向こう側の取っ手が落ちた。
何となく絶望的な予感がした。
そこから一体どのくらいの時間、ワタシはトイレの扉と格闘したのだろう…。
最終的には取っ手の支柱と同じようなカタチのお箸を穴に差し込み
箸をペンチで思いっきりまわしてなんとか、こじ開けることに成功。
「みんな聞いて聞いて!」
「ワタシ、イチ大事だったけど取っ手のない扉を見事 開けたよー。」
「さっきまで絶望的な気持ちだったけど、なんかすごいコト成し遂げた気分だよー。」と
心で叫びながら、ものすごくオーバーな達成感に満たされた1日でした。